次に、番号四十四の
スライドを御覧ください。
北品川工区のこれまでの進捗とこれからでございます。薄黄色
部分に記載がございます、今年六月に
開催した安全・安心の取組み
説明会を経て、今回はトンネルの調査掘進の
工事説明会を
開催してございます。
説明会後に、準備が整い次第、調査掘進を実施していく予定と伺っております。確認結果につきましては、別途、計画路線周辺にお住まいの皆様方に
説明会を
開催する予定とのことです。この
説明会を
開催する前に、本格的な掘進を開始することはないとのことでございます。本格的な掘進は、北品川から東雪谷に向かって進め、その後、東雪谷非常口から等々力非常口の掘進を行う予定としており、掘進
工事に入る前には、別途、
説明会を
開催予定とのことでございます。
報告は以上でございます。
○
桃野芳文 委員長 ただいまの
説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
江口じゅん子 委員 頂いた資料の二十八の
スライドで調査掘進の
内容が書いてありますけれども、私は調査掘進という言葉を初めて聞いたんです。外環だと初期掘進ということで、トンネルを造りながら、二八ページにありますけれども、運転操作室とか、土砂を掘った後、地上部に運ぶためのベルトコンベアの設備とか、様々なものを積んだものを中に入れて、その上で、トンネルを掘って、どういった掘り方、添加剤とかそういうのは大丈夫かとかも確認して、地上部にどんな影響があるのかというのをやりながら、本掘進に行くというのが、外環では初期掘進と呼んでいたわけです。ですから、私も参加された方に伺ったんですけれども、調査掘進というから、本当に試し掘り程度なのかと思ったら、そうではなくて八・二キロ初期掘進をするという
内容で、非常に驚いたというようなことでした。この調査掘進という言い方については、ちょっと私はどうかというふうに思いますけれども、しかし、同じ大深度
工事であれだけの重大事故がありながら、また、こういったリニアをするという
工事を、初期掘進するということに関しては、この場でも抗議は表明したいと思います。
その上で伺いたいんですけれども、やはりこのコロナ禍で、幾ら三回に分かれていても、広域にわたる住民の方を品川区のきゅりあんに集めるということでは、東玉川の住民の方からも、持病があったり、あと、お嬢さんが保育士ということもあって、やっぱり長距離で人が集まるところに、
説明会に参加するということにちゅうちょして、行きたかったけれども行けなかったという声も、私のところには届いております。なぜ各自治体で
説明会がなかったかというところでは、ちょっと疑問なんですけれども、それについては
事業者は何と言っているか、分かるようだったら教えてください。
◎
堂薗 交通政策課長 今回は、
事業を進めていく上で、調査掘進という形でございますけれども、その
説明会につきましては、今コロナ禍の
状況でございまして、公的な会場がなかなか取れないという
状況もございまして、感染防止対策を行っていく上では、広い会場のほうが一番いいということもございまして、また、駅前と近いところのほうが利便性もいいだろうというところで、
JR東海は、最終的にそこで会場を選んだというふうに、判断したということで伺ってございます。
◆
江口じゅん子 委員 事業者の御
説明は全く納得がいかないなと思って、同じコロナ禍で
緊急事態宣言でもありましたけれども、調布で重大事故が起きたときは、当区も
説明会というのを要望して、各自治体で
説明会はあったわけですから、これについては、地元からやはり地元での
説明会が必要だったということで声が届いていますので、ぜひ
事業者のほうに要望していただきたいと思います。
また、
説明会の在り方も、
JR東海に対して質問したときに答弁があったと、それに対して再質問することができなかったという意味では、非常に一方的なやり取りになってしまったということも聞いておりますので、そういったところも併せて改善を求めていただきたいと要望するんですが、いかがですか。
◎
堂薗 交通政策課長 今、
委員からいただいた質問の
内容を
事業者のほうに伝えてまいりたいというふうに思います。
◆
江口じゅん子 委員 お願いします。
それで、
説明会に参加された方から、大きく二点声があったというふうに伺いました。まず、調布の事故が起きて、本当に大丈夫なのかというところは、大きく意見が出されたと聞いております。それに対して、この
説明会資料でも、調布のような特殊な地盤はないということで、それが回答として常に終始していたということなんですけれども、ただ、私どもも国会のほうの質問でも取り上げたんですが、
事業者が二〇一八年に大
深度地下法の申請をしたときに、地盤急変部がある箇所として、首都圏だと、多摩川左岸付近で横断する
可能性がある
世田谷層の埋没谷というのを、その危険箇所として挙げているんです。その資料というのは、
JR東海の
ホームページを深く探らないと出なくて、地図を見ても、私はこれに東玉川が入るのかどうかというのがちょっと分からなかったんですが、やはり
事業者が
国交省に提出した書類に、
世田谷層の埋没谷というのが、地盤急変部として、そこを横断する
可能性があるというふうにしているので、やはりこういった不安があるわけだから、地元の人も、本当に地盤沈下など、調布のようなことが起きないのかというふうに
説明もされたと思うんです。これに対して十分な回答ではなかったということなので、
世田谷区のほうも、要望なんですけれども、多摩川左岸付近で横断する
可能性がある
世田谷層の埋没谷というのが、東玉川のほうが入るのかどうかというのを、ちょっと
事業者に確認していただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎
堂薗 交通政策課長 委員からいただいた
内容をちょっと確認してまいります。
◆
江口じゅん子 委員 お願いします。
あと一点ですけれども、
説明会で大きい要望の
二つ目として、夜間の
工事は停止してもらいたいというのが大きかったというふうに伺っています。日曜日はメンテナンスで休工ということですけれども、これについて、当日、
事業者はどういうふうに
説明したのかというのをちょっと確認したいと思います。
◎
堂薗 交通政策課長 今、
委員からお尋ねいただいた夜間
工事につきましても、当日、質問があったというふうには私どもは聞いてございます。その上で、
JR東海側のほうからの回答
内容といたしましては、夜間のほうもやっていくという形でお答えしている
状況でございます。
◆
江口じゅん子 委員 そういうふうにも言っていたと思うんですけれども、私が聞いている範囲では、夜間停止をしないと、シールドマシンが不具合を起こしてしまって、次に、昼間になって稼働するときに、歯ががくがくがくとしたり、余計な振動とかそういった被害が起こるから、これは安全上からもやらせてほしいというような
説明があったというふうに聞いているんです。ただ、調布では、陥没が起きた箇所の陥没が起きる前は、やはり振動がひどくて、住民からの要望があって夜間は止めていたという実例もあるわけです。ですから、やはり住環境ということをまず第一に、この夜間停止というところについても、東玉川の方から要望で来ておりますので、これもしっかりと要望していただきたいとお願いします。
◆
中塚さちよ 委員 私からも一点だけ質問させていただきたいんですけれども、先ほど
江口委員からあったとおり、これは調査掘進をやると言っていますけれども、実際は初期の掘進ではないかと、八キロぐらい掘り進むということで、これは
令和三年度に予定をされているということで、住民の方とかからもいろんな不安とか、心配が寄せられているというのは、区も承知していることかと思います。先ほど来、外環のこともあって、調布で大きな事故があったということが、余計に心配になるのも当然ですけれども、外環は、実際、調布の大きな事故がある前にも、既に怪しい気配があったわけですよね。気泡が出ているという住民の方からの声があって、それで、私はたまたま見に行ったんですけれども、たまたま見に行ったときに、すぐそばの
玉堤のところから、水位を確認するための、道路に穴を開けて見ている
事業者、
工事の方も張りついていて、観察用の穴というのを開けていたんですけれども、ちょうどその気泡のことがあって呼ばれて見に行っていたら、その穴から水が噴き出してきて、別に前の日にすごく雨が降って増水したとかいうことじゃないんです。とても晴れわたっていた日なんですけれども、水がいきなり噴水のように噴き出し、そんなことは、見張っていた
事業者の
工事の方も、今まで一度もなかった、何でこんな水が噴き出してきているんだろうといって、慌てて、そのとき玉川街づくり課の方にお電話して来てもらったりとか、本当に偶然なんですけれども、そんな不穏な動きもあったわけなので、もう既にこの初期掘進のときからも、大事故になる前に、何かそういう不穏なことがあるんじゃないかということも考えられるんです。
そうした中で、正直、この
委員会にもあまり詳細な、今日御
説明いただきましたけれども、これまではあまりなかった気もしているんですが、区として、こうした
地域、東玉川の方とか、近隣の方から、この
工事に関する不安とか、心配が寄せられたとき、一体どういった対応をこれまではしてくださっていたんでしょうか。
◎
堂薗 交通政策課長 今回、調査掘進という形で進めていく形でございますけれども、
スライド二十七のページのところで、青い矢印区間の区間は、私どもが聞いている範囲では約三百メートルということでございます。その分で進めていくという形でございます。また、これまでも、
世田谷区のほうの東玉川の方を含めて
地域の方から、不安視する声もいただいております。そういった声を、我々は
事業者側にしっかりと伝えているという
状況でございます。今後も、そういった声があれば、そういった声も含めて伝えていきたいというふうに思っております。
◆
中塚さちよ 委員 そうした、区のほうも、しっかりこの
事業に地元住民の方々の立場に立って、関わって、
支援していただくというような姿勢というのもあれば、また少し違ってくるのかなと思いますので、今後もさらに調査掘進というのが始まるわけですから、どんな小さな変化も当事者の方々の立場に立って、
事業者に意見とか要望をしっかり出していっていただきたいと要望いたします。
◆
和田ひでとし
委員 調査掘進、今、北品川ヤードから三百メートルとおっしゃいましたか、進むということで、実際に、この調査掘進の上には住宅ですとか、マンションですとか、人が住んでいる
部分はもちろんあるんですか。それは分かりますか。
◎
堂薗 交通政策課長 大
部分が、
JR東海が保有している土地ということはお聞きしてございます。その中で、一部民有地があるというのは、私どもも聞いているところでございます。その民有地の方には、丁寧に
説明して、しっかりと調整しているというのはちょっと聞いてございます。
◆
和田ひでとし
委員 いずれこれが進んできて、
世田谷区内、東玉川の中を
工事が始まるということが予定されているわけですけれども、まずは、この調査掘進を終えた段階で
説明会が行われるというふうに書かれておりますが、
説明会が終わった後に、次が、今度、調査掘進ではなくて本格的な掘進がスタートして、まずは、東雪谷までが第一段階ということで、東雪谷まで来た時点で、もう一度、
説明会というのがあるんですよね。
◎
堂薗 交通政策課長 委員お話のとおりでございます。
◆
和田ひでとし
委員 先ほど来、ほかの
委員からもありましたけれども、やっぱり
説明会は、今回、大井町で三回開かれているということで、例えば、品川区の方とか、最初の調査掘進のところから関わる住民の方々にとっては、参加しやすい会場だったかと思うんですけれども、例えば、次のこの東雪谷まで来て、そこから、いよいよ
世田谷区内に
工事が入ってくるよというときに、
説明会が開かれているところでは、今、コロナ禍ということで、今回は大井町で三回やったというふうに聞きましたけれども、できるならば、前回、ボーリングのときに
説明会があったように、あのときは、たしか奥沢小学校、すごく近くでやっていただいて、地元住民の方も歩いていける距離で
説明会があったので、非常に聞くことができたということで声は聞いているんですけれども、できるならば、この東雪谷到達時点での
説明会は、地元のどこかを会場として使っていただいて、
説明会をぜひ
開催していただいて、地元の方にも御安心していただけるような
説明会を要望しておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桃野芳文 委員長 それでは次に、(3)第三十八回
駅前放置自転車クリーンキャンペーンの実施について、
理事者の
説明を願います。
◎北川
交通安全自転車課長 それでは、第三十八回
駅前放置自転車クリーンキャンペーンの実施につきまして御
報告をさせていただきます。
まず、主旨でございます。放置自転車対策につきましては、これまで自転車等駐車場の整備、放置自転車の撤去活動、自転車
利用者への啓発等も推進してきておりますが、その結果、区内における放置自転車の撤去台数は、ピーク時と比べて大きく減少してございます。しかしながら、依然として駅前には自転車が放置されている実態もあることから、自転車等の適正利用や放置防止につきまして、引き続き広く区民へ啓発するために、例年と同様、
駅前放置自転車クリーンキャンペーンを実施するものでございます。
続きまして、2
概要でございます。期間につきましては記載のとおりでございます。
啓発方法につきましては、例年、駅前での啓発物品の配布を中心としてキャンペーンを実施してまいりましたが、今年度につきましても、昨年度に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、駅前での啓発物品の配布は行わず、ポスターやのぼり旗の掲出などの非接触型の啓発活動を中心に行ってまいります。また、記載にある電子媒体を活用したPRも併せて実施いたします。
統一標語につきましては、今年度は「自転車の 代わりに置こう 思いやり」を掲げてございます。こちらの標語が記載されたポスターにつきましては、
報告資料の
裏面にコピーがございます。
次に、3周知方法でございます。記載のとおり、「区のおしらせ」及び区の
ホームページなどで周知を行ってまいります。
最後、その他でございますが、このキャンペーンにつきましては、東京都の第三十八回
駅前放置自転車クリーンキャンペーン実施大綱に基づきまして、都内各区市町村で実施するものでございます。
御
説明は以上です。
○
桃野芳文 委員長 ただいまの
説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
桃野芳文 委員長 それでは次に、(4)その他ですが、何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
桃野芳文 委員長 なければ、以上で
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桃野芳文 委員長 次に、3閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。
1. 交通機関対策について
2. 自転車利用等の交通安全対策について
3. 外かく環状道路について
とすることに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
桃野芳文 委員長 御
異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○
桃野芳文 委員長 次に、4
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の
開催についてですが、次回
委員会は、年間予定である十一月十二日金曜日午後三時から
開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
桃野芳文 委員長 それでは、次回
委員会は、十一月十二日金曜日午後三時から
開催することに決定いたします。
以上で
協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
桃野芳文 委員長 その他、全体を通して何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
桃野芳文 委員長 なければ、以上で本日の
公共交通機関対策等特別委員会を散会いたします。
午後三時四十六分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
公共交通機関対策等特別委員会
委員長...